≪現在ブログ休止中≫  期限を定めずに、過去の記事の大半を非公開にさせて頂きました。
by jean-cocteau
カテゴリ
全体
雑記など日記について
MONOについて
美味しいものについて
お洒落について
旅行・お出掛けについて
ニュース、報道について
その他のメディアについて
映画、本のレビュー
ジャン・コクトーについて
*****
頑張れ、消しゴムはんこ道
未分類
my blog
以前のおしらせでも書きましたが、ブログの一部を独立して新たにスタート致しました。

ジャン・コクトーに関する記事のみを綴っていく
『HOTEL WELCOME』
興味のある方は限られてくると思いますが、個人的にはとても思い入れのあるブログです。かなり真面目な内容で雰囲気もこちらとは違いますので、気が向きましたらご覧頂けますと嬉しいです。

それから“女”をテーマにした新ブログ
『Femme!』
こちらもブログ内の女性に関する記事の改正したものをはじめ、これから色々な記事を追加していきますので宜しかったらご覧になって下さい。

ブログを整理した結果、3つに増えてしまいましたがどちらも宜しくお願い致します。勿論このメインブログも継続していきますので宜しくお願い致します。
以前の記事
2008年 08月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 04月
2006年 03月
その他のジャンル


<   2006年 08月 ( 1 )   > この月の画像一覧

大人の為の童話

e0030524_18133734.jpgかつて大人の為の童話と言うのが流行した事がありますが、大体の内容は物語の中の残虐なシーンやセクシャルなシーンで再版の度に変更された部分を、初版に載ったものはこうでしたと再現したに過ぎなかったと思う。
でも童話ってのは大抵の場合、残虐さやセクシャルな部分以外にも大人向け(若しくは大人が読むに耐えるだけ)のストーリーであるものは多い。
そんな中で私が好きなものにトーべ・ヤンソン
ムーミン シリーズがあります。


e0030524_18265018.jpg日本で放送されたアニメはあまりに子供向け、
ムーミン シリーズ全体
における成長や人間関係
、心の奥のドラマを描いていないものだったので、アニメのイメージで小説を読むとイメージが変わるかも知れません。

ミイは今の時代でも
“現代っ子”と言える様なキャラクターで、人付き合いの為に自分を押し殺した末に透明人間になってしまったニンニ

「そんな人があると思って? あんたには、
いのちってものがないの? 鼻をピシャンとぶたれたいの? 
この人はおこることもできないんだわ。
それがあんたのわるいところよ。たたかうってことをおぼえないうちは、あんたにじぶんのかおはもてません。」


と、側に行って恐い顔で発破をかけたりする。

「天国だって? ……わたしたち、天国へいかなきゃならないの? どうやったら、そこからでてこられる?」

そんな、歯に衣着せぬミイは後にムーミン一家の養女として生活していくことになる。そんなミイの異父兄妹、スナフキンミイの母親でもあるミムラ夫人と父親ヨクサルの話をムーミンパパから聞かされた時、

「ちょっとまって。ぼくのパパは、あのミムラがすきだったの?」

と訪ねます。

「すきだったともさ。わしのおぼえているかぎりでは、ふたりはいつもいっしょにかけまわったり、声をあわせてわらったりしていたよ。」

スナフキンは複雑な思いを抱えながら“鼻をならして、ぼうしを耳のところまでひきおろすと、まどのそとをじっとながめていた”。
e0030524_197175.jpg
そんなスナフキンを兄の様に慕っている主人公ムーミントロールスノークのお嬢さん(アニメ等でノンノン、フローレンと呼ばれている娘)に出会って恋をし、プレゼントを送ろうと購入する姿をスニフに言われます。

「この子はね、それをスノークのお嬢さんにやるのさ。あの女の子に会ってから、ほんとにばかになっちゃったんだ。」

馬鹿になるのは恋だけじゃ無い、自分を探す時にふと人は馬鹿になる時がある。
ムーミンパパもひとことの説明も無しに家出した事が1度ならずある。
普段は家族をとても愛しているし、幸せなのだけれど、ある日ふと出ていった。
そしてム−ミンママは自分の当惑や悲しみ、慰めて欲しい気持ちから

「あの人はしばらくまえから、どこかへんだったのよ。」

と人に話す。でも実際のところはパパはいつもと比べて特に変だった事はなく、
ム−ミンママは“後から考えた説明”で自分を納得させようとしたのだ。

ム−ミンは主人公ム−ミントロールの成長と共に、一癖も二癖もあるキャラクター達が人間(?)模様を描く物語です。(それも特に成長や変化という前向きに困難を乗り越えるもの!)作者のト−べ・ヤンソンも言っているように

親愛なる日本のみなさん、フィンランドにあるム−ミン谷は、たぶんあなたが思っているほどあなたのところから遠くへだたってはいないのです。
とくに、わたしたちのようなおたがいの国のおとぎ話を読みあっていて、お話がほんとうのことだと信じる者どうしにとってはね。


きっと私達の身近なところにもム−ミン谷はあるのです。
e0030524_19405159.jpg
あれ?
e0030524_19415895.jpg
ここはどこだ?
[PR]
by jean-cocteau | 2006-08-03 19:42 | 映画、本のレビュー